2022年からスタートした「味付ジンギスカングランプリ」は、毎回、全国各地からたくさんのエントリー商品が集まり、結果、多くのメディアに取り上げられ、羊肉業界・ジンギスカン業界に大きなインパクトを与えています。そして3年目となる今年も「一般部門」と「ニューウェーブ部門」のふたつの募集枠で応募受付を開始します。
本企画を通して、日本全国の羊肉ファンならびにジンギスカンファンの方々に、新しい「出会い」をお届けするとともに、味付ジンギスカンがさらに広く多くの方に知れ渡るチャンスになればと切に願っています。
皆様からのたくさんのエントリーをお待ちしています!
日本人にとって最もポピュラーな羊肉料理といえばジンギスカン。なかでも「味付ジンギスカン」は、ジンギスカン文化とともに全国へ普及し、各地域で独自の進化を遂げ、特産品としても人気です。
気軽に美味しく家庭で楽しめ、美食としてもっともっと注目されるべき「味付ジンギスカン」の価値を世に伝え、味付ジンギスカン業界全体を盛り上げること。そして羊肉の需要を増やすことが「味付ジンギスカングランプリ」の目的です。
味付ジンギスカンはおいしさだけでなく、いま社会が抱える諸問題(食のライフスタイルの変更、地球規模の食肉価格の上昇、環境負荷の問題など)を解決できる可能性を持つ「サステナブル」な食肉加工品であると私たちは考えています。
など、たくさんの可能性が!
地元で愛される商品や、量販店で扱われる商品など、「メーカー様・店舗様が市販しているもの」で、かつ「オージー・ラムまたはマトンで作られた物」が一般部門のエントリー対象となります。味付けは問いません。
エントリーいただいた商品を一次選考として審査員が審査、グランプリ候補を選出し、最後は一般消費者による決選投票でグランプリを決定します。
合計45商品がエントリー!
「新しい味付ジンギスカン」を募集する部門です。今後市販化が予定されているのであれば、試作品段階でもエントリー可能。条件は、「厨房など保健所の許可を受けた施設で、オージー・ラムまたはマトンで作られた物」だけです。
メーカー様の開発部の方、ジンギスカン店様、シェフ、一般の方・・など、われこそは!!と思う方がだれでも参加でき、新しい世界基準の味付ジンギスカンをみんなで作る部門です。
合計18商品がエントリー!(販売前の試作品含む)
去る4月中旬に、審査員11名による、一般部門の全48商品の実食審査が行われました。審査員は、オーストラリア大使館の職員から、業界に精通した食肉メディアの記者、有名ホテルのエグゼクティブシェフ、ミシュランガイド1つ星店のシェフまで多岐にわたり、ブラインドテイスティングの方式で試食審査しました。
一般部門は、評価点数の上位3商品が5月17日〜19日に札幌で開催される「北海道ジンギスカンフェスティバル2024」での決選投票(来場者による試食審査)に進出。ジンギスカン愛あふれる北海道の方の舌で、今年度のグランプリが決定します。
[後列左から]
三橋一法(MLAフードサービスシニアマネージャー)
横林智之(食肉通信社「食肉速報」副部長)
馬上直樹(食品産業新聞社 代表取締役社長)
篠原麻美(株式会社トラストバンク「逢うふるさとチョイス」店長)
宮島由香里(ラムバサダー、「アマラントス」シェフ)
福田浩二(ラムバサダー、「プルマン東京田町」エグゼクティブシェフ)
トム・ウィルソン(オーストラリア大使館 参事官 広報・文化担当)
[前列左から]
ジョシュ・アンダーソン(MLA海外事業部グループマネージャー)
グレアム・キング(オーストラリア ビクトリア州政府 貿易開発マネージャー)
トラヴィス・ブラウン(MLA駐日代表)
本田美穂子(北海道遺産ジンギスカン応援隊 事務局長)
加藤修(札幌市 市長室長)
[後列左から]
菊池一弘(ラムバサダー、羊齧協会代表)
カレーマン(ラムバサダー、「カレーだしっ!」オーナー)
関澤波留人(ラムバサダー、「羊SUNRISE」オーナー)
[前列左から]
三橋一法(MLAフードサービスシニアマネージャー)
本田美穂子(北海道遺産ジンギスカン応援隊 事務局長)
加藤修(札幌市 市長室長)
授賞式でもスピーチありました、実行委員長でありラムバサダーの菊池一弘による総評です。味付ジンギスカングランプリの審査員の感想としてご覧ください。
このグランプリは、グランプリというものの性質上、審査を行い、その結果として各賞を決めることにはなります。しかし、第1回目より変わらない目的は、「味付ジンギスカンを、もっと知ってほしい」という、業界全体を応援したいという思いです。また、可能性の塊である味付ジンギスカンを北海道の文化から、世界の文化にしたいと言う大きな夢も秘めています。
味付ジンギスカングランプリもおかげさまで今回で3回目となりました。今回、2つの部門(一般部門、ニューウェーブ部門)の審査を通じて一番感じたのが、「レベルが高くなっている!」という事です。甲乙つけがたい場合も去年よりさらに多く、業界全体の大きな進歩を感じました。また、以前は醤油ベースの物が多かったのですが、今回は、塩味やみそ味などベースとなる味のバリエーションが広がり、さらには、醤油ベースの場合でも生姜や、行者ニンニク、スパイスなど、味のメリハリをつけるものを使った商品など、工夫と進化が感じられ、今後の流れに大きな期待が持てる回となりました。
「羊肉をどう食べたらいいのか??」は、よく聞かれる質問で、私たちはその答えを「味付ジンギスカン」としています。
冷凍で保存性に優れ、大量加工である程度価格が抑えられ、味がすでについている「味付ジンギスカン」は、家庭で気軽に羊肉を食べるための答えです。
「薄切り羊肉をマリネしたもの」というゆるい定義は、アイディア次第では世界に通用する、日本の羊料理になる可能性も秘めています。また、主に北海道で食べられている味付ジンギスカンの商圏を日本全国に広めることができれば、その商圏は現状の20倍をゆうに超えます。
一般部門の「味付ジンギスカン」の振興と、ニューウェーブ部門の「新しい味付ジンギスカンの意識の創造」は、北海道を中心とした固定の文化だった味付ジンギスカンを日本の味、世界の味とし、大きな商機を生む可能性を秘めています。業界の方、興味を持った方、みんなでこの流れをさらに進め、我らが愛する味付ジンギスカンを世界の言葉へと押し上げていきましょう!
文責:菊池一弘(羊齧協会代表、ラムバサダー、審査員)
複数名の審査員が実食し、評価の視点(下記参照)に基づき評価を行い、合計評点の比較により選出します。
※2店舗以上が最高得点を獲得した場合など、同点で競合する場合は、審査員間の協議により選定することがあります。
審査員による一次選考を選出した商品の中で、一般消費者による決選投票を実施し、投票で一番点数が高い商品をグランプリとします。また、オージー・ラム賞など各賞については、審査員及び各協力団体と協議のうえ、決定するものとします。
審査員(複数名の専門家)によって選出します。一般部門と同じく「味」「コストパフォーマンス」「羊肉普及貢献度」を基準に点数を付け、最終審査に残ったものの中より決定するものとします。
グランプリおよび各賞を受賞した企業・店舗へは、下記の賞品を授与します。
(一般部門/ニューウェーブ部門どちらも)
その他に、本グランプリのロゴマーク等を宣伝・販促に使用する権利が得られます。
(公式ロゴマークデータをお送りさせていただきます)
売り場のPOPやご自身のWebサイトなどで大いにご活用ください。
(上記はグランプリ受賞者様の実例 左:「ジンギスカン白樺」様/右:「小林ジンギスカン」様)